電子部品のはたらき
トランジスタとは?

トランジスタは電気の流れをコントロールする部品です。
半導体でできた能動部品の代表と言われるぐらいとても重要な部品で、いろんな電子回路で活躍しています。
どんなはたらきがあるの?


どんなしくみなの?
トランジスタは、+の性質を持つP型半導体と-の性質を持つN型半導体をつぎ合せた構造です。例えば、NPNやPNPという順番で、同じ種類の半導体がもう一方の種類の半導体をはさんでいます。ここではNPN型を例にしくみを説明します。

【MEMO】
平らな面から見て、左がエミッタ、真ん中がコレクタ、右がベースです。
どんな種類があるの?
半導体の組み合わせや構造によって、さまざまな特性を持つトランジスタがつくられています。
バイポーラ型トランジスタ

電流の変化で、電圧の変化を取り出します




ユニポーラ型トランジスタ

電圧の変化で、電流の変化を取り出します


フォトトランジスタ

光信号によって 電流を制御します
サイリスタ

一度、電気が流れると オンのままになります
20世紀の大発明、トランジスタ

トランジスタができる前の電子機器には真空管が使われていました。真空管は小型化が難しく、昔のコンピューターは一台で部屋全体をうめつくす大きさでした。1948年、アメリカのショックレー、バーディーン、ブラッティンの3人が発明したトランジスタは、電子機器の小型・高性能化の道をひらき、暮らしを大きく変えることになります。この功績により、3人には1956年のノーベル物理学賞が贈られました。
知っておこう! トランジスタの型名
トランジスタの型名の最初の3文字は、構造や用途を示しています。
後ろの数字は各メーカーの製品番号になります。

