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ノイズ対策技術 / 事例紹介(民生)
INDEX
MIPI D-PHYはモバイル機器等の内部で、ディスプレイやカメラの信号をやり取りするために使われるI/Fの規格です。
D-PHYはVer.2で1レーンあたり最大4.5Gbpsの通信速度を実現しました。スマートフォンなどモバイル機器の高解像度化にともなう映像データの増加に対応した技術です。
この他に、1レーンあたり最大6Gbpsの通信速度を実現するC-PHYもあります。
メインボードとモジュールの間のMIPI D-PHYラインを通るデジタル信号が、FPCケーブルから放射して、無線回路のアンテナに結合し、アンテナの受信感度を低下させることがあります。このため、MIPI D-PHYラインを通るノイズを除去する必要があります。
メインボードのI/F部分にノイズフィルタを挿入し、FPCケーブルへのノイズの流出を抑えます。
従来のI/Fは差動伝送方式かシングルエンド方式のどちらかだった
といった使い分けで問題なかった。
MIPIでは差動信号、シングルエンド信号が混在!
→高速差動及びシングルエンド信号の双方の波形に影響を与えないノイズ対策が必要。
MIPI D-PHY v2.0用として以下のコモンモードチョークコイル/ノイズフィルタを推奨します。差動/シングルエンド両信号への影響が少なく、コモンモードノイズを低減します。
Part Number | 在庫検索 | Size | 効果のある周波数帯 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
700M-900MHz | 1.5GHz-2.6GHz | 2.4GHz | 3.5GHz | |||
0605 | ○ | ○ | ○ | |||
0806 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
フィルタを挿入しても信号波形への悪影響は現れていません。
モバイル機器では、ディスプレイやカメラとの接続に使われるMIPI D-PHYインターフェイスからノイズが放射して自機のアンテナに結合し、アンテナ感度を低下させることがあります。この対策のためにはI/F出口にコモンモードチョークコイル/ノイズフィルタを使用するのが効果的です。
MIPI D-PHYは差動信号とシングルエンド信号が同居しているため、信号波形を乱さない部品を選択するために注意が必要です。
以下に紹介するコモンモードチョークコイル/ノイズフィルタの使用を推奨します。
MIPI D-PHYのノイズ対策に推奨するフィルタ
Part Number | 在庫検索 | Size | 効果のある周波数帯 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
700M-900MHz | 1.5GHz-2.6GHz | 2.4GHz | 3.5GHz | |||
0605 | ○ | ○ | ○ | |||
0806 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
参考記事:
MIPI D-PHY用コモンモードチョークコイル/ノイズフィルタのセレクションチャート